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伝説のパンクロックギター製作者、
MADダン鬼六に聞く
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取材/ベニー・マーロウ
構成/ストーンド景山

■歴史的な名演を生んだゲイリーのメインギター「ミッドナイト・サイクロンギター」は栃木県在住のイタリア系ドイツ人、通称・MADダン鬼六 (Mad Dan Onlock)氏の手によって製作されたことはあまりにも有名な話である。今回、宇都宮にある彼の工房を訪ね、ゲイリーとの出会いやミッドナイト・サイクロンギター製作の経緯などを聞くことができた。

(NOTES)
〜鬼六とゲイリーの出会い〜
1978年頃、神戸三ノ宮の楽器店のイベント「鬼六先生のギタークラフト教室」の「あなたのギター無料診断コーナー」にて出会う。ゲイリーは当時、尼崎市立第2湾岸工業高校に通う高校生だった。



−−−まずゲイリー古川橋との出会いについて、お聞きしたいのですが。

マッド・ダン・鬼六(以下鬼六):いいだろう。あれは奴がまだハイスクール・バンドで活動していた時の頃だ。あるパーティで演奏しなければならないんだが、ギターのサウンドがイマイチだと言ってね。直して欲しい、って訪ねてきたのが最初さ。

−−−それ以前にゲイリーと面識はなかったのですか?

鬼六:噂には聞いていたが、会ったのはその時が初めてだ。・・・それで、とにかく太いサウンドが欲しいと言うんで、ピックアップを2つともハムバッキングに交換したんだ。

Mad Dan Onlock

−−−そのときゲイリーが持ち込んだギターは何でしたか?

鬼六:トムソンというメーカーのSGモデルだった。フロントとリヤにP-90タイプのピックアップがついていたんだが、耳を澄まさなければ聞こえないほど、か細いサウンドだった。(笑)

−−−ゲイリーのハイスクール・バンドの演奏を聞かれたことはありますか?

鬼六:あぁ、何度か観に行ったことがあるよ。自分が修理した品物がちゃんと仕事をこなしているかどうか、確認する意味合いもかねてね。(笑)

−−−実際に観て、どうでしたか?

鬼六:ゲイリーの他にもう 一人ギターがいてね。とても良いコンビネーションだと思った。でも残念なことにそのギターリストとはギャランティのことで揉めて、別れたらしい。それからさ、奴がトリオにこだわるようになったのは・・。

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